【クレジットカードの返済】お困りの方に対処方法をご紹介
クレジットカードはとても便利な生活アイテムです。しかしながら、使い過ぎてしまいカード利用を止められるケースも後を絶ちません。
特にリボ払いには注意が必要で、月々の返済が楽々なのは良いのですが、ついつい使い過ぎてしまい、知らない間に利用可能額が限度に達していた、と言う方が多ですね。
1枚ならともかく、2枚3枚と同じ状況になってくるともう返済の目途が立ちません。そうならないことが良いに間違いないのですが、万一返済が困難になってしまった場合、どうすれば良いか判りませんよね。
そこで今回は、クレジットカードの返済に困っている方に、2つの対処法をご紹介しましょう。
無料で相談できる「日本クレジットカウンセリング協会」は、強い味方
クレジットカードの返済に困っている方のほとんどが、多重債務に陥ってしまい、どう返済してよいか判らない状況にあると思います。
そんな状況で、弁護士さんに相談したり頼ったりするのは、金銭的負担が大きく相談することさえできないですからね。
日本クレジットカウンセリング協会は無料で相談できる
ここでご紹介する「日本クレジットカウンセリング協会」は、クレジットカードの返済に困っている方にとって強い味方になるはずです。
- 全国どこからでも相談できる
- 相談は電話でできて料金は市内通話と同じ
- 相談料も無料なので経済的負担はゼロ
- 家族や会社に内緒で相談できる
日本クレジットカウンセリング協会は公益財団法人なので、無料で相談に応じてくれますから、経済的な負担はゼロで済みます。しかも、秘密厳守なので家族の方や会社にも内緒で相談することが可能ですよ。
任意整理まで無料で行ってくれるので不安から解消される
日本クレジットカウンセリング協会では、任意整理も無料で行ってくれます。先ずは一人で悩んでいないで、日本クレジットカウンセリング協会に相談することをおすすめします。
日本クレジットカウンセリング協会で行ってくれること Q&A
とは言っても、実際にどのような事を行ってくれるのか、詳しく知りたいですよね。
ここで、日本クレジットカウンセリング協会で行ってくれることや、返済にお困りの方のお悩みを、Q&A方式でご紹介してみます。
センターや相談室は順次拡大中 自宅近くに無い場合もあるので注意
先にご紹介した電話番号は全国どこからでも相談は可能となっています。しかし、カウンセリングを受けるためのセンターや相談室は、順次拡大中でご自宅の近くに無い場合もあります。
そんな場合は、電話相談時に日本クレジットカウンセリング協会に相談してみてくださいね。
ですから、お金儲けをする団体ではなく人助けの団体なので、全て無料でできるのです。
全国どこでも相談できる「法テラス」解決は専門家が行う
2つ目にご紹介するのは「法テラス」です。正式名称は「日本司法支援センター」で、司法制度改革の一つとして国がサポートしている機関です。
相談はトラブル全般 クレジットカード返済トラブルも受付可能
法テラスでは、先にご紹介した「日本クレジットカウンセリング協会」とは異なり、トラブル全般を受け付けて法律的に相談に応じてくれます。もちろんクレジットカードの返済についても相談に応じてくれますよ。
法テラスは全国に設置されていますので、全国どこでも相談することが可能となっています。
機関名 | 相談窓口(対人相談) |
---|---|
日本クレジットカウンセリング協会 | 全国には存在しない |
法テラス | 全国に設置 |
電話でも相談可能ですが実際に出向いて相談することをおすすめします
法テラスでは電話相談で法的な情報を教えてくれますが、実際に法テラスに出向いて相談しないと根本的な解決には至りませんよ。
状況を伝えるには電話やメールでも問題ありませんが、解決には足を運ぶ必要はありますからね。
法テラスには時間と回数制限があるので注意 30分3回までです
法テラスには多くの方が相談にやってきます。ですから、みなさん平等に相談できるよう時間制限と回数制限がありますのでご注意ください。
- 1回の相談は約30分まで
- 1つの問題につき相談は3回まで
- 根本的な解決は弁護士などを紹介してくれる
根本的な解決は専門弁護士を紹介してくれる
「日本クレジットカウンセリング協会」と異なるのは、法テラスでは根本的な解決は行ってくれない、と言うことです。
仮に債務整理をする場合でも法テラスでは、債務整理に詳しい専門の弁護士を紹介してくれるだけで、解決は紹介された弁護士と行うこととなります。
- 法テラスでは返済の解決はしてくれない
- 債務整理に詳しい弁護士を紹介してくれる
- 弁護士への依頼は有料となる
このような流れになり、最終的な債務整理の費用は有料となってしまいます。
弁護士への支払いは法テラスが立て替えてくれて分割払いも可能
債務整理の場合、種類にもよりますが弁護士費用は約20万円~40万円必要となります。
一度にそんなお金払えませんよね。法テラスではそんな方には「立替払い制度」があり、法テラスが立て替えて分割で支払うこともできますよ。
債務整理を知っておこう 行えば必ずブラックになります
クレジットカードの返済に困っている方は、ここまででご紹介した2つの機関を利用されると良いでしょう。
ですが、いづれにしても債務整理を行えば、それなりに背負うものがあることも認識しておく必要がありますよ。
個人信用情報には「事故歴」が記載される 俗に言うブラックリスト
クレジットカードやローンを組む時は、必ず個人信用情報機関へ問い合わせされます。クレヒスと呼ばれるもので、ご自身の社会的信用度が数字化されていると思えば判りやすいでしょう。
- ブラックリストはこの世に存在しない
- 個人信用情報機関に金融事故歴が記載される
- 事故歴が記載されると一定期間借金ができない
つまり、債務整理を行うと一定期間事故歴が記載されるので、借金をすることができなくなります。クレジットカードも立派な借金の一つですからね。

短くて5年、長ければ10年事故歴は残る
現在の個人信用情報機関は、全てで3機関存在しています。そのいづれもが情報共有しているので、1つの期間に情報が記載されれば事故歴が判ってしまうのです。次に、各個人信用情報機関の事故歴の、記載期間をお伝えしておきますね。
信用機関名 | 自己破産 | 個人再生 | 任意整理 |
---|---|---|---|
株式会社日本信用情報機構 (JICC) |
5年 | 5年 | 5年 |
株式会社シー・アイ・シー (CIC) |
5年 | 5年※ | 5年※ |
全国銀行個人信用情報センター (KCS) |
10年 | 10年 | 5年※ |
※基本的に記載されませんが、保証履行(保証会社が代位弁済した場合)は5年の期間、記載されます。
債務整理の種類 自己破産・個人再生・任意整理を解説します
クレジットカードの返済に困った方がとる方法は、法的に借金を圧縮して返済する方法となります。無職の場合や収入が著しく低い方の場合は返済能力が無いとみなされ、自己破産することとなりますよ。
自己破産は財産が没収されます
自己破産は財産を手放し、借金を棒引きにする制度です。ここで言う財産とは原則20万円以上の価値のあるもので、持ち家の場合は家を処分する必要もありますので、安易に利用しない方が良いですよ。
個人再生は借金を最大1/5に減額して支払う
個人再生は全ての借金を1/5に圧縮して、3年から5年の分割で借金を完済する方法です。一般的に借金の総額が500万円以上で、ご自身に返済能力がある場合に利用することができます。
自己破産と違い、1/5に圧縮したとはいえ返済を行うので、財産の没収はありません。
任意整理は金利の引き直しなど借り入れ業者と和解交渉
任意整理の場合は、借金の総額が500万円以下の場合に良く利用されます。元本は支払う必要がありますが、リボ払いなどの場合は金利が多くを占めますので、その金利を交渉して返済金額を軽減する方法です。この方法も財産の没収はされません。
また、全ての財産がなくなるのでこれまでの生活が一変しますからね。
ブラックにはなるけど、一人で悩まず相談して解決する道もある
しかも、督促状や催促状などが届くようになれば精神的なダメージも大きくなり、仕事に支障をきたすこともあります。
債務整理を行うと、必ず俗に言うブラックな人になってしまいます。ですが、現状でも返済を滞納している時点でブラックになっているので、そんなことは恐れずに、早めに相談して解決しておきましょう。
早めに相談することで、返済額が減額し精神的も楽になりますからね。





