発展途上国のフィリピンでも利用できるクレジットカード3選
NEXT11(ネクストイレブン)と呼ばれるフィリピンは、21世紀有数の経済大国に発展する潜在性を持っている国です。
2050年には人口1億2千7百万人、一人当りのGDPは14,700ドルにもなると予想されていて、現在も安定した経済成長を遂げています。
しかし、現段階では発展途上国であることは確かなので、クレジットカードは問題無く利用することが可能なのか気になりますよね。
フィリピンではカード利用は、日本のように広く利用することができないのが現状です・・
ですが、フィリピンでも利用できるクレジットカードは存在しますので、今回は、フィリピンで利用する、おすすめのクレジットカードを3枚ご紹介しましょう。
フィリピンでも将来EC市場(電子商取引)の拡大が予想される
フィリピンの首都マニラでは、スマートフォンの普及が進み約60%の普及率となっています。
クレジットカード決済に必要な、通信環境などのインフラ整備も進んでいて、これからEC市場(電子商取引)は拡大していく様相なので、当然クレジットカードの普及も期待できますね。
現段階では富裕層に浸透している!?
フィリピンでのクレジットカード普及率は、2017年調査で約11.4%と低くそのほとんどが富裕層が取得しているのが現状です。
利用金額の限度額が20,000ペソ(40,842円2018.2.20レート)までのクレジットカードが、一般層に対して新商品として登場しています。
カード利用が増えているシーンとは!?
- オンラインショッピング
- スマホアプリからのデリバリーサービス
- タクシーの配車
その背景には、クレジットカードを利用できる加盟店などの増加があるからですね。
ですが、これからEC市場が急成長する予想も現実なので、数年後にはもっと多くの場所でカード利用できるようになるでしょう。
フィリピンで利用できるクレジットカードブランドとその場所
フィリピンでは基本的に6大国際ブランドは利用できるようですが、場所やショップによってばらつきがあり、ブランド毎で利用率が異なってくるようです。
利用出来る「6大国際ブランド!」
上記の6大国際ブランドは、フィリピンで利用することは可能ですが、利用出来る場所は首都マニラや最大都市ケソンなど主要都市の大きなホテルやショップに限られています。
また、アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブについては、利用できる場所が極端に限られるようなので、ご注意ください。
フィリピン・マニラのショップではクレジットカード対応は様々
インターネット・サイト「海外旅行・観光の最新情報地球の歩き方」に、ショッピングやグルメに関してクレジットカードの使用可否情報がありましたので、その情報を一覧にまとめてみました。(2018年2月調査)
ショッピングモールの名称 | 概要 | クレジットカード |
---|---|---|
SMモール・オブ・アジア | ブランドショップやレストラン 約1000店舗。映画館・ボーリング場 ・アイススケート場もあり |
各店舗による |
グロリエッタ | 世界各国の有名ブランド 地元で人気のローカルブランド 、レストラン、映画館あり |
各店舗による |
グリーンベルト | 1~5棟を擁するショッピング モール。人気は世界各国の料理店 が並ぶレストラン街 |
各店舗による |
6750アヤラ・アベニュー | 1階が欧米有名ブランドが揃う ショッピングアーケード 値段も日本で購入するより安い |
各店舗による |
SMデパートメントストア ・マカティ |
全国チェーンの大型デパート アラヤ駅に直結してアクセスは便利 |
各店舗による |
グリーンヒルズ・ ショッピングセンタ |
庶民的なショッピングセンター 掘り出し物を見つけたいならココ |
各店舗による |
ランドマーク | ブランド店が中心の庶民派 デパート 地下にはフードコートやスーパー マーケットもある |
各店舗による |
ロビンソン・コマーシャル ・コンプレ |
ペドロ・ヒル通り沿いにある巨大 ショッピングセンター 若者向けの専門店が多い |
各店舗による |
パワー・プラント・モール | 外観・内観ともオシャレで店舗も 高級感が漂う 客層はリッチな方が多い |
各店舗による |
SMメガモール | 多くの人がまとめ買いをしに来る 程巨大なモール 映画館・スケート場・レストラン などありとあらゆる物が揃っている |
各店舗による |
このように、ほとんどのモールでショップ毎にクレジットカードの対応が異なっているので、利用するには注意して現金も持ち合わせた方が良いでしょうね!
首都マニラでのレストランは、ほとんどカード利用OK!
旅行で楽しみにしていることと言えば「現地の料理を食べることが一番の楽しみ!」と言う方も多いことでしょう。
フィリピン料理などを食べたいと思っても、クレジットカードが利用可能なのか気になりますよね!?
そこで、首都マニラで食事を楽しむ際にレストランでのクレジットカード利用の可否をまとめてみましたので、ご参考にしてください。
下記一覧表内での国際ブランドの略称は、次のとおりとなっています
- M:MasterCard
- V:VISA
- J:JCB
- A:アメリカン・エキスプレス
- D:ダイナースクラブ
レストラン名 | 概要 | M | V | J | A | D |
---|---|---|---|---|---|---|
イラストラード |
マニラでは有名なスペイン &フィリピン料理の店 カフェは気軽に利用できる |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
カマヤン |
伝統的フィリピン料理の店 名物は子豚の丸焼き レチョン |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
バリオ・フィエスタ |
メニューが豊富なフィリピ ン料理店おすすめはビーナ ッツソースがベースの スープ、カレカレ |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
サンボアンガ |
新鮮なシーフードを使った フィリピン料理店 フィリピンの舞踊やギター の生演奏などのエンタメも 楽しめる |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
稲ぎく | 東京で有名な天ぷら専門 店「稲ぎく」のマニラ支店 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
けん太 |
マニラで評判の居酒屋で、 日本で食事している雰囲気 と変わらない |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
イセヤ |
本格的な炉端焼きの日本食 レストラン 食事の最後には日本茶の サービスあり |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ねもとレストラン |
フィリピン在住のタイコ さんが運営する格安日本 食レストラン |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
シャンパン・ルーム |
マニラ・ホテル内にある フレンチ&イタリアンの レストラン 1912年創業の伝統ある お店 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コリア・ジンセン・ レストラン |
ジンセン料理専門店 ジンセンとは「高麗人参」 のことで、夏バテ防止など 栄養バツグンの料理 |
○ | ○ | ○ | × | × |
上記のとおり、首都マニラではほとんどのクレジットカードが利用できる状況となっているので、カード利用は安心ですね。
「セブ島」のレストランでのクレジットカード利用状況
下記一覧表内での国際ブランドの略称は、次のとおりとなっています
- M:MasterCard
- V:VISA
- J:JCB
- A:アメリカン・エキスプレス
- D:ダイナースクラブ
レストラン名 | 概要 | M | V | J | A | D |
---|---|---|---|---|---|---|
ゴールデン・カウリー |
地元で絶大な評判のフィリ ピン料理の店 割安な値段でボリューム 満点 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ラ・ブオナ・フォルケッタ ・リストランテ・ ピッツェリア |
美味しいと評判のイタリア 料理のレストラン おすすめは、ピザ |
○ | ○ | × | × | × |
ライトハウス |
セブ島の住民なら誰でも知 っている有名店 代表的なフィリピン料理店 |
○ | ○ | ○ | ○ | × |
ラグーナ・ガーデン・ カフェ |
アヤラ・センター・セブの 一角にあるレストラン 値段は手頃で美味いと評判 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
アンザニ |
セブ・シティを見渡せるオ シャレなレストラン シェフはミシュラン3つ星 の経験者 |
○ | ○ | × | ○ | × |
VISAとMasterCardは、ほとんどの有名レストランで利用可能となっています。
ですが、現地の方が現金を持たずにカード利用するには、まだ時間は必要なので、カード途上国と言われているのです。
注意も必要!フィリピンの様々なクレジットカード事情!
フィリピンでは意外にクレジットカード利用ができますから、JCB・VISA・MasterCardの国際ブランドのクレジットカードを用意していくと問題ないでしょう。
ただし、治安については日本のように安全ではありません!カードの盗難などには十分注意も必要ですよ。
フィリピンでタクシーを利用するならアプリを利用しよう
アプリ名 | 該当タクシー |
---|---|
Grab Taxi | 一般タクシー |
Easy Taxi | 一般タクシー |
Grab Car | プライベート・ハイヤー |
Uber | プライベート・ハイヤー |
上記のアプリはスマートフォン専用となっていて、これらのアプリを利用すればタクシーのドライバーが金額を指定することなく、メーターの金額をそのまま決済できるシステムになっているのです。
ドライバーによる「ぼったくり」を防ぐことができ、支払いはクレジットカードのみなので、安心してタクシーを利用することができますね。
ATM設置場所は多い!留学生にはとても便利
フィリピンでは日本のように24時間対応のATMが、多く存在しています。
観光客の方も両替をすることなく、クレジットカードでATMから現地通貨を引出すことが可能です。
特に留学生の方は生活費を引出すことができるので、現地銀行での口座開設が不要となりとても便利です。
フィリピンの「Cirrus」のATM設置場所
あくまでも参考までに、JCB・MasterCardに対応した「Cirrus」の設置件数を調べてみました。
都市名 | 場所 | 設置数 |
---|---|---|
マニラ市 | ルソン島 | 1,018 |
バギオ市 | ルソン島 | 60 |
サンフェルナンド市 | ルソン島 | 35 |
トゥゲガラオ市 | ルソン島 | 7 |
カランバ | ルソン島 | 114 |
レガスピ市 | ルソン島他 | 15 |
セブ市 | セブ島 | 223 |
イロイロ市 | パナイ島 | 74 |
タクロバン市 | レイテ島 | 20 |
パガディアン市 | ミンダナオ島 | 6 |
カガヤン・デ・オロ市 | ミンダナオ島 | 60 |
ダバオ市 | ミンダナオ島 | 138 |
ブトゥアン市 | ミンダナオ島 | 22 |
コタバト市 | ミンダナオ島 | 8 |
VISAカードの「Plus」対応のATMは都市部に集中
下記のマークのあるATMでは、VISAカードでの現地通貨の引き出しが可能となります。
先にご紹介した「Cirrus」対応のATMは、地方部にも設置されていますが、「Plus」対応のATMは都市部に集中しているようです。
- 「Plus」対応のATMは、メトロバンクのATMが対応
- 商業施設や空港などでは問題なく利用が可能
ですが、状況は上記のとおりなので、少ないと言ってもさほど困った状況にはならないでしょう。
在フィリピン日本国大使館からの注意喚起
先にも少し触れていますが、フィリピンは日本ほど治安は良くありません。クレジットカードのスキミングや盗難、それ以外にも置き引きやひったくりなどの犯罪には十分注意が必要ですよ。
ここで、在フィリピン日本国大使館からの注意喚起をご紹介しておきますので、是非参考に注意してくださいね。
- 犯罪を誘発する環境を作らない
- 華美な装飾品を装着しない
- 人前で高額な現金を見せない
- 暴力的な言動を取らない
- 繁華街等人混みでは,特に身の回りの品に気をつける
- 徒歩で外出する場合には,日中でも身辺に注意する
- 特に夜間の路上の一人歩きは避ける
- 見知らぬ人から日本語で話しかけられても,むやみに信用しない
- 車両で移動の際はドアを必ず施錠し,飲酒運転,乱暴な運転を控える
- 現地のドライバーにも乱暴な運転をさせないように注意する
ですが、置き引きやひったくりは、自身が十分注意していないとダメですね。
フィリピンでのおすすめクレジットカード3選
では最後に、フィリピンでの利用におすすめのクレジットカードを、3枚ご紹介しましょう。異なるブランドのカードを複数枚持っていくことをおすすめします。
複数枚持っていけば、様々なショップで対応できますし、万一1枚のカードが使えなくなっても、もう一枚を利用することもできますからね。
高還元のゴールドカード!オリコカードザワールド
オリコカードザワールド(Orico Card THE WORLD)は、初年度年会費無料なのにゴールドカードのサービスが付帯した、コスパに優れたカードです。
- 初年度年会費無料、次年度以降9,800円(税別)とコスパに優れている
- 入会後6ヵ月間はポイントが2倍、海外利用は3倍
- 最高5,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 保険内容も傷害疾病治療・携行品損害・賠償責任・救援者費用など充実
- 海外航空機遅延保険が自動付帯
- 国内の主要空港ラウンジが無料で利用可能
- 自宅から空港まで手荷物を無料配送
- ゴールドカード限定ロードサービス
- 電子マネーiDとQUICPayダブル搭載
オリコカードザワールドの特典は上記のとおり、とても充実したものとなっているのが、おすすめの理由の一つです。
カード名称 | オリコカードザワールド |
---|---|
国際ブランド | MasterCard |
年会費 | 初年度無料 次年度以降9,800円(税別) |
ポイント | 100円=1ポイント 海外利用は2倍 還元率2.0% 入会から6ヵ月間は100円=2ポイント 海外は3ポイント |
電子マネー | iD・QUICPay |
年会費永久無料でも海外旅行傷害保険が付帯!エポスカード
エポスカードは年会費が永久無料であるにも関わらず、傷害疾病治療費が充実している海外旅行傷害保険が自動付帯する、付帯サービスの高いカードです。
しかも、年会費無料カードに多い「傷害死亡・後遺障害補償」だけでなく、傷害疾病治療費・損害賠償・救援者費用・携行品損害などの補償もあるので、安心してフィリピン旅行を楽しむことができますね。
- 年会費は永久無料
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- 保険内容も傷害疾病治療・携行品損害・賠償責任・救援者費用など充実
- 緊急医療アシスタンスサービスで旅行先のトラブルをサポート
- 海外でのショッピングもVISA加盟店で利用可能
- 10,000店舗以上の優待が魅力
- 最短即日発行が可能なカード
フィリピンで利用するカードとしてのおすすめは、年会費が永久無料で充実した保険内容の海外旅行傷害保険が自動付帯しているところです。
年会費が無料なので、フィリピン旅行の際の海外旅行傷害保険の補償額を、強化することが可能ですからね。
海外旅行傷害保険の補償額を、どのくらい強化できるのかご紹介しておきましょう。
保険内容 | 補償金額 | 他保険との合算 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 | × |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) | ○ |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) | ○ |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円(1事故の限度額) | ○ |
救援者費用 | 100万円 (1旅行・保険期間中の限度額) |
○ |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円 (1旅行・保険期間中の限度額) |
○ |
上記のとおり「傷害死亡・後遺障害補償」は、加入している保険の中で最も高い保険金のみが該当します。
ですが、その他の補償は加入している保険全て合算され、損害額の上限まで支払われますから、加入していた方がより安心できると言うことになります。
このようにエポスカードは年会費無料にも関わらず、傷害・疾病治療補償が大変充実しているハイスペックカードなのです。
海外利用5%キャッシュバック!学生の方にはライフ学生カード
ライフ学生カードは、学生の方がフィリピン旅行する際はもちろんのこと、フィリピン留学には最適なカードとしておすすめできます。
ライフ学生カードには4つの学生特典があり、その内2つのサービスが海外利用に特化しているのです。
- 1:海外ショッピング利用で5%キャッシュバック
- 2:最高2,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 3:保険内容も傷害疾病治療・携行品損害・賠償責任・救援者費用など充実
- 4:学生専用お問い合わせ窓口
- 5:ケータイ利用料金deプレゼント
- 6:LIFEサンクスプレゼント(ポイント)有効期限最大5年
- 7:誕生月ポイント3倍(還元率1.5%)
上記の1から4までのサービスが、ライフ学生カードの特典となります。学生を卒業してもカードはそのまま利用することが可能ですが、1~4のサービスは自動的に停止となります。
ですが、ライフカードは国内ホテルを10%OFFで利用できるなど非常に優待が豊富なカードですから、卒業後も大活躍してくれること間違いなしです。
フィリピンに留学するのであれば、生活必需品をライフ学生カードで購入すれば、現金を持ち歩く必要がなく、しかも利用額の5%がキャッシュバックされるので、他のカードでポイントを稼ぐより断然お得になりますね。
留学中には健康に十分注意されるとは思いますが、それでも病気になったり留学先の備品を壊したりするかも知れません。
そんな時でも、ライフ学生カードがあれば次の補償が受けられるので、安心して留学に専念することができますよ。
保険内容 | 補償金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 200万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 200万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円 (1旅行・保険期間中の限度額) |
このように、留学中のケガや病気、何か備品を壊すなどの補償もしっかり付帯しているカードとなっています。
もちろん、フィリピン以外の海外でも活躍できるカードですよ。
フィリピンには、是非紹介した3枚のカードを持っていこう
学生の方であれば「ライフ学生カード」を、そうでない方は「オリコカードザワールド」もしくは「エポスカード」を選ぶと良いですよ。
もちろんメインカードでなく、サブのカードとしてもOKですからね。





