イタリアへ行く人は覚えておきたいクレジットカードの使用方法

イタリアではクレジットカードの利用は日本よりも進んでいて、ほとんどのショップでクレジットカードを利用することが出来ます。国内でのクレジットカード発行枚数は日本の方が上ですが、小さなショップでも利用出来るので日本より便利にクレジットカードを利用することが出来るのです。
上手にクレジットカードを利用すれば、イタリア滞在中に困ることは無いと思いますよ。ただ、クレジットカードの利用に慣れてない方には少し不安かも知れませんね。
今回はそんな不安がなくなるように、イタリアでのクレジットカードの上手な利用方法をご説明しますので、イタリアに行く予定のある方はぜひ参考にしてくださいね!
イタリアで活躍する!?2つのお薦め国際ブランドをご紹介!
イタリアで活躍してくれる、お薦めなクレジットカードの国際ブランドをご紹介しましょう。これからクレジットカードを準備する方は、この2つの国際ブランドのクレジットカードを用意すれば、安心してイタリア旅行を楽しむことが出来ますよ!
VISA・MasterCard!シェア2トップのブランドを揃えておこう!
イタリアで利用するクレジットカードならVISAとMasterCard、シェア率No1、No2である、2つの国際ブランドのクレジットカード用意しておくと問題ないですよ!
日本国内ではJCBがシェアNo1なので海外でもJCBカードが広く利用出来ると思ってしまいますが、海外ではJCBはまだまだ弱い立場にあるのです。
世界中で利用出来るクレジットカードのブランドが国際ブランドと呼ばれているのですが、現在では次の7つが「世界7大ブランド」と呼ばれているので覚えておきましょう!
- VISA
- MasterCard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
- 銀聯
- ディスカバー
このうち世界シェアNo1はVISA、No2はMasterCardとなっていて、日本でシェアNo1のJCBは5位に位置していますから、イタリアでも世界シェアNo1、No2のVISAとMasterCardが、最も利用しやすい国際ブランドだと言う訳なのです!
どちらか1つでは不足!?VISAとMasterCardの両方が必要!
イタリアに持っていくクレジットカードはVISAとMasterCardブランドのクレジットカードなのですが、どちらか1つの国際ブランドカードでは無く両方の国際ブランドを持って行く必要があるのです。
VISAカードを2枚または、MasterCardを2枚ではありませんのでご注意くださいね。
- VISAカード:1枚+MasterCard:1枚
- MasterCard:2枚+VISAカード:1枚
その逆もありますが、海外では通信不良でカード決済が出来ないケースが良くありますから、そんな時の対策として異なる国際ブランドのクレジットカードを持って行くのですよ。
JALマイルを貯めている方は迷わずJALカード
JALカードは他のクレジットカードと違い、マイル移行手数料がかからず、直接マイルが貯まります。
ファミリーマートなどの特約店でJALカードを利用すると、通常の2倍のマイルが貯まり、空からも陸からも効率よくマイルを貯められます。
また、JALは定時到着率で2010年、2012年、2013年、2014年、2015年と5年連続世界1位に輝きました。
忙しいビジネスマンにとって、予定通りの時間に現地に到着できるのは、大変ありがたいですよね。
JALカードにる決済で適用される国内線割引サービス「ビジネスきっぷ」は、搭乗期間などで割引率が変わるものの、最大で42%オフと大変お得です。
ビジネスきっぷは当日の予約や変更が可能ですから、急な出張の際にも便利ですし、割安にも関わらず区間マイルが100%貯まるのも魅力ですね。
JALマイル活用法の一つとして、有効期限間近のJALマイルを「e JALポイント」に交換する方法があります。
「e JALポイント」はJALパックツアーの購入や燃油サーチャージの支払いに充当できますから、飛行機をお得に利用できますよ。
カード名 | JAL普通カード |
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年会費 | 2,000円(税抜) |
入会ボーナスマイル | 入会後初めての搭乗時に1,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | フライトマイルの10% |
継続ボーナスマイル | 毎年初回搭乗時に1,000マイル |
JAL・JTAの機内販売での割引 | 10%割引 |
ANAマイルを貯めている方ならANA VISA Suicaカード
ANA VISA SuicaカードはSuica一体型で、オートチャージや定期券の購入でもポイントがたまり、自由にマイルに交換できます。
またANAカードはフライト利用がなくても更新時にボーナスマイル1000マイルが加算されるので、搭乗の機会が少ない方にとっても魅力です。
JAL同様ANAにも、国内線割引サービス(ビジネスきっぷ)があり、割引率は最大で43%と大変お得です。
割安料金にも関わらず、区間マイルが100%貯まります。
出張などで、海外だけでなく国内でもよくANAを利用する方にはANA VISA Suicaカードが最適ですね。
ANAマイルもJAL同様、マイル以外にも「ANA SAYコイン」のサービスがあります。
有効期限間近のANAマイルを「ANA SAYコイン」に交換すれば、有効期限を1年延長できますし、「ANA SAYコイン」は燃油サーチャージやパッケージツアー代金に充当して使い切る事ができますよ。
カード名 | ANA VISA Suicaカード |
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年会費 | 2,000円(税抜) WEB明細サービス利用で1,500円(税抜) |
入会ボーナスマイル | 1,000マイル |
毎年の継続ボーナスマイル | 1,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | フライトマイルの10% |
サービス内容 | 国内ANAホテルズで宿泊費5%割引 空港内免税店で10%割引 海外旅行保険自動付帯 |
楽天プレミアムカードは豪華空港ラウンジ使いたい放題
楽天プレミアムカードは年会費1万円にも関わらず、世界1200カ所以上の空港VIPラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」が無料で登録できます。
プライオリティ・パスの年会費は429米ドルで、日本円にして48,564円(2018.11.4レート)です。
それが年会費1万円(税別)の楽天プレミアムカードなら、無料で登録できるのですから、それだけでも年会費以上の価値がありますよね。
海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険も自動付帯していて、補償額も充実しています。
選べる3つの特典からトラベルコースを選択すると、空港手荷物無料宅配サービスやレンタカー割引が受けられるなど旅先でサービスが受けられるのでおすすめです。
世界シェアNo1とNo2の国際ブランドなので、世界中で使いやすいカードであることを証明していますね!
イタリアではクレジットカードを利用出来る場所は日本より多い!
イタリアではクレジットカードを利用出来るところは日本より多くて、大きなショップはもちろん街かどの小さなカフェでもクレジットカードを利用することが出来ます。
日本だと小さな喫茶店では、クレジットカードはまだ利用することが出来ませんが、イタリアでは日本でクレジットカードを利用する感覚とは違って、コーヒー1杯からクレジットカードで支払いが出来てしまうのですよ!
クレジットカード決済が多いので、ほとんど現金は使用しない!?
イタリアに滞在中にはチップや露店などでのちょっとした買い物以外、全てクレジットカードで支払うことが出来るのでほとんど現金を使わなくて済みます。
- ホテルの中は全て利用可能
- スーパーでも利用出来るので買い物もキャッシュレス
- レストランはもちろんカフェでも利用可能
- 列車のキップもカードで購入可能
- 一部の病院でもカード利用OK
このような場所でクレジットカードが利用出来るので、カードがあれば困ることは無いですし、病院についてはクレジットカードが使えるとしても保険が利かないので、かなりの高額な治療費となってしまう可能性がありますから、カードの限度額をオーバーするかも知れません。
そんな時の為にクレジットカードに「キャッシュレス診療OK」の「疾病保険」が付帯しているカードを選ぶと良いですし、一般の保険会社が提供している掛け捨ての「海外旅行傷害保険」に加入していれば安心出来ますね。
- 病院代は高額となるのでキャッシュレス診療が付帯するカードを選ぶ
- 病院代を補償出来る掛け捨ての海外旅行傷害保険に加入しておく
- いずれにしても、病院代の対策をしておくことが大切!
ショップによっては、利用金額で現金を要求されるかも!?
カフェでコーヒー1杯からクレジットカードを利用出来るのですが、ショップによっては小額決済の場合現金で支払うように言われるかも知れません!?
具体的な金額やショップの断定は出来ませんが、カードを断られる場合もあることを覚えておいてくださいね。小さなショップの場合はカードが利用出来るか確認して商品を頼むようにすれば、困ることは無いと思いますよ。
- イタリアではカフェショップでもクレジットカードが利用出来る
- ただしショップによって少額決済の場合は現金を要求されるかも知れない
- 精算する前にカード利用が出来るか確認しておこう!
イタリアでも楽しいひと時を過ごすには、現地の方とのコミュニケーションは大切ですからね!
ローマ・ミラノで利用するならJCBカードもお得!?
イタリアで利用するクレジットカードなら、VISAとMasterCardの国際ブランドカードが便利なことをお伝えしましたが、ローマやミラノでクレジットカードを利用するならJCBカードもお得に利用することが出来るのです!
- ローマ・ミラノにはJCBプラザが開設されているので加盟店が多い
- JCBカード会員限定の優待特典を受けることが出来る
- 万一の紛失・盗難時にサポートをしてもらえる
これまでJCBはヨーロッパ圏には特に弱いと言われていましたが、近年ではJCBカードの営業戦略として主要な観光都市に「JCBプラザ・JCBプラザラウンジ」を開設しています。
もちろん、カードが利用出来るショップはVISAやMasterCard程多くはありませんが、JCBカードを見せるだけでコーヒーがサービスされたり、10%~20%の割引がありますのでイタリアに持って行って損はないです。
- 優待ショップはローマが特に多い
- 食事後のコーヒーの無料サービスがある
- 利用代金の10%~20%割引を受けることが出来る
クレジットカードの付帯保険に、このような保険があるのでしょうか?
キャッシュレス診療や海外で利用する保険の解説記事がサイトにありますので、こちらを参照すると良く判りますよ!
イタリアのチップは気持ちの表現!?割合など細かい計算は不要!
アメリカではチップが重要な収入源になっていて、レストランの場合は食事代の15%~20%、ホテルのポーターには荷物1つあたり2ドル~3ドルと相場と言うものがあります。
イタリアではアメリカのような相場は無くて、感謝の気持ちとして相手に渡すのがチップとされていますので、チップに対して神経質になる必要はありませんよ!
イタリアでは硬貨のユーロを準備しておこう!
そんなイタリアでのチップは1ユーロか2ユーロで大丈夫ですから、硬貨のユーロが必要となりますね。イタリアはユーロ圏ですから、現地通貨はユーロになります。
- イタリアでのチップは1ユーロか2ユーロでOK!
- ユーロの紙幣は5ユーロ紙幣が最低なので、チップ用の硬貨が必要
- 日本円で130円~260円がチップ代となる
- 硬貨を用意し過ぎると持ち運びに不便になるので要注意!
上記のように紙幣でチップを渡すとなると、日本円で約700円ですから少し高いと思いますので、チップ用の硬貨を用意しておく必要がありますね。
ただ、あまり多く両替してしまうと硬貨なので重たくなって、持ち運びが不便になってきますから、その辺はご注意ください。
レストランでチップをクレジットカードで支払う場合!?
イタリアのレストランではクレジットカードを利用して、チップを支払うことが出来ますが、ほとんどの場合レストランの食事代の中にサービス料が含まれていますから、チップを渡したのと同じ結果になっています。
それでも接客サービスが良かったのでチップを渡したい場合は、伝票の空白部にチップを含んだ合計金額を記入すればクレジットカードで支払うことは出来ます。
- イタリアのレストランでは、サービス料込なのでチップは基本不要
- 良質なサービスを受けて感謝したい時にチップを渡すと良い
- 食事代と一緒にカードで支払うことも出来るし、現金を渡しても良い
現金が必要なケースは!?チップ・トイレ・タクシーは必要!
ほとんどクレジットカードで支払うことが出来ますが、先ほどのチップは現金が必要ですしタクシーや街の公衆トイレも現金が必要になります!
クレジットカードのキャッシングで、先ずは70ユーロ(約1万円)ほど調達しておけば大丈夫ですよ。もし途中で現金が足らないと感じたらその時にキャッシングで調達すれば、現地通貨を余らせることも無く足らないことも無く、必要な金額だけ使用することが出来ますからね。
ただし注意点として海外でキャッシングを利用する場合、クレジットカードが海外ATMに対応している必要があります。
VISAカードなら「PLUS」のマーク、MasterCardなら「Cirrus」のマークがクレジットカードについていれば対応可能です。
もしお手持ちのカードにマークが無い場合は、カード会社に申込めば利用可能なカードと交換してくれますから大丈夫です。
嬉しいサービスを受けた時に、1ユーロ~2ユーロ渡してあげると喜ばれます!もちろん、特に良いサービスを受けたと感じたら5ユーロでも構いませんよ。
イタリアではコミュニケーションでカード利用がスムーズになる!
ただ、黙ってクレジットカードを差出したのでは、会計時になって現金を要求される場面もあるかも知れませんし、せっかくのイタリア旅行ですから現地の方とのコミュニケーションを楽しめば、カード利用もスムーズになり便利になってきますよ!
イタリアではチップも心づけですから感謝の気持ちを表せば、楽しい旅行になることは間違いありませんからね!





