法人クレジットカードは事業主の強い味方!経費管理が劇的に楽になる!
個人事業主の方が抱える一番の悩みは「経費管理」と「確定申告」ではないでしょうか!?2014年度分より白色申告にも帳簿付けが義務化され、白色申告でも事務量が増えてしまいましたよね。
事務量が変わらないのであれば、税制上有利な扱いとなってくる青色申告の方がお得になってきますし、運転資金を銀行などから調達するにも、青色申告している方が有利になりますからね。
そこで、個人事業主の方の強い味方として、法人クレジットカードの登場となるわけです。法人クレジットカードを利用し、経理ソフトとの連携を図れば経理事務が劇的に楽になってきます。
そんな法人クレジットカードの賢い利用方法を、詳しくお伝えしていきましょう。
青色申告と白色申告はどちらがお得!?青色申告は税制上有利!
書類作成などは白色申告の方が圧倒的に少なくてすみますが、特典は逆に圧倒的に少なくなります。つまり、控除される優遇金額が全然違うので、余分な税金を支払っていると言うことになっているのです。
節税効果は青色申告の方が圧倒的に高く、個人事業主の方なら青色申告が断然有利です。
申告の種類 | 記帳や保存の義務 | 決算書 | 特典 |
---|---|---|---|
白色申告 |
300万円以下は 帳簿義務なし ただし、事業所得 は300万円以下でも 帳簿が必要 |
簡易な 収支内訳書 |
事業専従者控除あり 配偶者:86万円 配偶者以外:50万円/1人 |
青色申告 |
複式簿記による帳簿 が必要 帳簿・書類の保存は 原則として7年間 (5年間の例外もあり) |
損益計算書 貸借対照表 |
特別控除: 10万円または65万円 青色事業専従者給与: 事業に携わった労務対価 減価償却特例: 1回30万未満で上限300万 円まで損失額を翌年以降 3年間繰り越し計上可能 |
青色申告のメリット!税制上有利
- 白色申告にはない特別控除が受けられる
- 赤字金額は3年間繰り越し可能
- 家族への給与が全額経費計上できる
- 少額減価償却資産の特例
- 自宅利用面積を経費として計上できる
- 売掛金のリスクを経費として計上できる
それでは、青色申告をする事による上記のメリットを詳しく解説していきましょう。
青色申告のメリット:その1 白色申告にはない特別控除が受けられる
申告内容 | 税金控除額 | メリット |
---|---|---|
白色申告 | 特別控除なし | 単式簿記で申告するだけ 専門的な知識は不要で家計簿をつける感覚で済む |
青色申告 | 特別控除65万円 (複式簿記) または 特別控除10万円 (単式簿記) |
複式簿記での申告が必要 専門的な知識や会計ソフトが必要となる |
65万円の控除を受けるには、しっかり帳簿をつける必要がありますが、自動的に65万円の控除が受けれるのは大きなメリットです。
2014年度分から白色申告も帳簿付けが義務化され、青色申告と白色申告にかかる労力の差が以前より縮まりました。
仮に専門的な知識が無く、単式簿記での申告でも白色申告では控除されない、10万円の控除を受けることができるので、青色申告のメリットは大きいですよ。
青色申告のメリット:その2 赤字金額は3年間繰り越し可能
赤字金額を3年間繰り越しできる為、赤字でもきちんと青色申告して損失を申告していれば、急に黒字になったとしても高額な税金を納める必要がなくなります。
ただし、赤字だからと青色申告していないと、黒字になった時点で高額な税金を支払わなくてはいけません。
事業年度 | 決算金額 | 結果 | 納税対象額 |
---|---|---|---|
2016年度 | -200万円 | 赤字 | 0円 |
2017年度 | -100万円 | 赤字 | 0円 |
2018年度 | -100万円 | 赤字 | 0円 |
2019年度 | +400万円 | 黒字 | 0円 |
※青色申告で損失申告をきちんと行っておく必要あり
上記表のように2016年度から2018年度の3年間は、事業が上手く軌道に乗らず赤字決算だったとしましょう。
上記例の場合、白色申告なら400万円に対する税金を支払わなければなりません。
青色申告のメリット:その3 家族への給与が全額経費計上できる
ご自身だけでなく家族の方も事業を手伝っている場合や、短期間でもアルバイトを雇っている場合は、給与として支払った金額全てを経費として計上できるので、とてもメリットがあるのです。
申告種類 | 給与の経費計上 |
---|---|
青色申告 | 制限なし 例)家族に200万円の給与、アルバイトに150万円の給与 合計350万円を経費として計上できる |
白色申告 | ※事業専従者への給料を経費計上できない ただし以下の金額までなら確定申告時に控除できる ・配偶者の場合:86万迄 ・配偶者以外の場合:50万迄 |
※事業専従者とは、事業を手伝っている事業主の家族の事
青色申告のメリット:その4 少額減価償却資産の特例
青色申告の場合、少額減価償却資産の特例によって、パソコンなどの減価償却資産を、購入した年度に一括して経費計上する事ができます。(1個あたり30万未満が対象)
白色申告の場合は、10万未満の減価償却資産までしか一括で経費計上する事ができず、10万円以上の減価償却資産は使用できる期間にわたり減価償却費として経費に計上する必要があります。
※白色申告でも適用される特例として、一括償却資産の特例があり、10万以上20万未満の減価償却資産の場合、法定耐用年数に関わらず3年間で均等償却する事ができます。
1度に30万円未満であれば最高300万円/年まで、償却費として計上することができます。
青色申告のメリット:その5 自宅利用面積を経費として計上できる
家賃を事業用で使用している面積按分で計算した金額を経費計上できます。
仮に総面積の内、事務所として使用している面積割合が30%であった場合、賃貸の場合なら家賃金額×30%分の金額を経費計上できます。
持ち家の場合で住宅ローンを支払っていれば、住宅ローンの利息も按分計算で経費計上できます。
ただし、住宅ローン控除を受けている方は、事業用で使用している割合分においては、住宅ローン控除が受けられません。
青色申告のメリット:その6 売掛金のリスクを経費として計上できる
12月31日時点での売掛金に対する5.5%(金融業は3.3%)をかけた金額を金額を貸倒引当金として計上できます。回収不能なリスクがあるとして「貸倒引当金」として経費計上できるのです。
これは、青色申告個人事業主だけに認められている特典で、「貸倒引当金」分が税金対象から除外されます。
ただし、「貸倒引当金」は翌年に「貸倒引当金戻入」として収入に計上しなければならない為、初年は節税効果がありますが、次年度は収入として計上する事によりプラスマイナス0円となります。
[国税庁公式ページ参照]
もちろん、法人クレジットカードとクラウド会計ソフトを使っていますが、自動で申告書類を作成してくれるので、とても楽ですよ。
法人クレジットカード利用で経費管理が劇的に楽になる本当の話!
ここまでで青色申告すれば、税制的に様々な特典があることはお判り頂けたでしょう。ですが、複式簿記の帳簿付けや経理事務が難しいのも事実です・・
その難しい経理事務を、劇的に楽にすることができるアイテムが、法人クレジットカードなのです。
ここでは、法人クレジットカードの特徴やどのように利用すれば、劇的に経理事務が楽になるのか!?その方法を詳しくお伝えしていきます。
クレジットカードの機能が便利!利用ごとに請求一覧が作成される
先ず、法人クレジットカードを利用する最大のメリットは、支出明細をカード会社が作成してくれると言うことになります。
法人クレジットカードに限らず、個人で利用するクレジットカードでも同じことですが、カード利用金額確定時や請求時に会員サイトにログインすれば、利用履歴を見ることができますよね。
これが、法人クレジットカードの場合には、支出の帳簿代わりとなる訳です。
利用明細は帳簿の支出欄にリンク!会計ソフト連動でさらに楽に
法人クレジットカードを作り、クラウド会計ソフトにクレジットカードや銀行口座を連携させる事により、クレジットカード利用履歴が自動入力となります。
手入力の作業も10件~20件程度なら大した事なくとも、50件~100件といった件数になると相当時間がかかって大変です。
- 銀行振込:自動入力
- クレジットカード払い:自動入力
- 現金払い:手入力で1件1件入力する手間がかかる
法人クレジットカードで支払ったものは100%経費ですから、入力の手間を省くだけでなく「どの利用が私的支出で、どの利用が事業支出だったか?」と後で悩む必要もありません。
カード利用の場合は、控えをとることは一切不要ですが、現金支払いの場合はきちんと控えていないと、いざ帳簿作成の段になって、何に利用したのか判らなくなってしまいます。
クレジットカード利用する方が現金利用よりも、経理事務が断然楽になるのです!
法人クレジットカードは事業の支払いのみに使用し、必ず私用で使うクレジットカードとは区別してくださいね。
法人カードは利用履歴を電子化可能
法人クレジットカードは利用履歴を帳簿利用することに特化していて、電子データとしてエキスポートすることができるのですよ!
- 通常のクレジットカードでも利用履歴をCSVファイルにエキスポート可能
- 月々行う必要があるので、手入力よりましだが少し面倒
- 法人クレジットカードは、最長15ヵ月分紹介することが可能
- 法人クレジットカードは経理事務に特化した機能を有している
個人事業主の方の中には、わざわざ法人クレジットカードを持たなくても、通常のクレジットカードで十分と思われる方も多いと思いますが、法人クレジットカードは経理事務をこなしてくれる優秀なスタッフだと思ってください。
そんなスタッフを年間2,000円から20,000円(どちらも税別)の金額で雇えるのですから、とてもお得なのですよ。
法人クレジットカードについては、こちらの特集記事をご覧頂くと、法人クレジットカードの優秀さをご理解いただけるはずです。

次からは、法人クレジットカードと組み合わせて利用すると便利な「会計ソフト」について、できるだけ判りやすく解説していきますね。
法人クレジットカードは必須!連動するクラウド会計ソフトとは!?
ここからお伝えする情報は、法人クレジットカードをお持ちであることを前提に進めていきます。細かい作業はソフトによって違いはありますが、大まかな次のような機能は、共通で持っています。
- クレジットカードと連動して、自動的に支払いを取得
- 銀行口座を登録すると入金情報も自動化できる
- 帳簿作成に必要な勘定科目などを自動的に整理してくれる
- 領収書はスマホ撮影やスキャンするだけで手入力は不要
- 確定申告書類を簡単に作成してくれる
このように、法人クレジットカードや銀行口座と連動して利用することで、帳簿作成に係るほとんどの作業を自動で行ってくれるのが、クラウド会計ソフトなのです。
しかも、青色申告をするには複式簿記での帳簿作成が必要なので、会計処理の専門的な知識や、面倒な経理事務をこなす必要が生じてきますよね。
そんな、面倒な会計処理や経理事務をほぼ自動で行ってくれるのが、クラウド会計ソフトなのです。
次から、2つのクラウド会計ソフトについて詳しくご紹介していきましょう。
シェアNo1会計ソフト!クラウド会計freeeはリーズナブル
ご紹介するクラウド会計ソフト freeeは、リーズナブルな料金プランも魅力の一つで、多くのユーザーの指示を受けている会計ソフトです。
スターター | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
料金 | 980円/月 9,800円/年 |
1,980円/月 19,800円/年 |
39,800円/年 |
確定申告対応 | ○ | ◎ | ◎ |
消費税申告 | × | ◎ | ◎ |
記帳の効率化 | △ | ○ | ◎ |
請求書などの バックオフィス効率化 |
△ | ○ | ◎ |
サポート | チャット・メール | チャット・メール (優先対応) |
チャット・メール (優先対応) 導入サポート・ 電話対応 |
[freee公式ページ参照]
※表内の金額は、全て税別の金額となっています。
また、全てのプランに「30日間無料お試し」サービスがありますので、体験して申し込むことができるのは嬉しいですね!
クラウド会計freeeの特徴!かゆいところに手が届くサービス
クラウド会計ソフト freeeの特徴は、リーズナブルな料金プランだけでなく、多彩な機能を利用することができるところにあります。
- 経理や簿記の知識がなくても決算書を簡単に作成できる
- クレジットカードや銀行口座との連動で簡単に帳簿作成ができる
- 簿記の知識がない方に優しい反面、複式簿記の知識がある方にとっては使いにくい場合がある
- 無料サポートがあるので安心して利用することができる
- これまで他社のソフトを利用していてもfreeeに乗り換えできる
- スマホ対応なので、外出先でも確認や入力が簡単にできる
- 青色申告に必要な書類を全て簡単に作成することができる
個人事業主の方が望むことは一通り機能として備えていますし、難しい操作を必要としないので、経理に費やす時間はとても短時間で済みます。
クラウド会計ソフトをもう一つご紹介!MFクラウドは45日間無料
それでは、クラウド会計ソフトをもう一種類ご紹介しておきましょう。
「MFクラウド会計」も便利に利用することのできるソフトで、無料利用期間が45日間と長期間となっています。
- 他社からの乗り換えもスムーズに対応できる
- 銀行口座・クレジットカード登録で取引明細を自動取得できる
- 決済サイトやPOSシステム、クラウドソーシングとの連動ができる
- 取引明細を自動取得した上で勘定科目を自動提案してくれる
- 登録した仕分けを学習して次回から状況を判断してくれる
- 青色申告に必要な書類の作成が自動対応している
- MFクラウド経費との連携で領収書をスマホ撮影するだけで仕分けできる
- 白色申告・青色申告の両方に対応
- 電話、メール、チャット、訪問(有料)の充実したサポート
- 注意:スマホから入力ができないデメリット有
MFクラウド会計の特徴は上記のとおりですが、先のfreeeと比較した際に大きく違う特徴は、サポート体制が多いと言う点です。
有料とはなりますが、訪問サポートを希望する方にはとても便利ですね!
選べる料金プランは2種類!個人事業主の方はライトプランでOK!
MFクラウド会計の料金プランは2種類で、個人事業主の方であれば月額1,980円(税別)のライトプランで大丈夫でしょう。
ライトプラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
料金 | 1,980円/月(税別) 21,780円/年(税別) |
2,980円/月(税別) 32,780円/年(税別) |
金融機関連携自動取得 | ○ | ○ |
各種仕訳入力 | ○ | ○ |
各種会計帳簿 | ○ | ○ |
決算申告 | ○ | ○ |
電子証明書連携ソフト利用 | × | ○ |
登録可能な部門数 | 2部門 | 無制限(2階層) |
仕訳入力の期間制限機能 | × | ○ |
取引Noの振り直し | × | ○ |
MFクラウドストレージ | 100MB | 10GB |
総合振込の明細単位での取得 | × | ○ |
サポート | 電話・メール・チャット・訪問 | 電話・メール・チャット・訪問 |
[MFクラウド公式ページ参照]
MFクラウド会計の最大の特徴は先に既にお伝えしていますが、サポート体制の多さにあります。電話・メール・チャットに加えて、有料となりますが訪問サポートも用意されています。
訪問サポートは、専門のインストラクターが直接指導してくれるので、ソフトを有効に使うことができる手段の一つでもありますね。
Suica(スイカ)利用の交通費も簡単に仕訳が可能!電子データは有効に活用
交通費の計上は長期間手を付けずにいると、とても面倒な作業となってしまうのですが、Suicaで現地精算して会計ソフトと連携させれば、自動で交通費を計上してくれるのです。
- 交通費は特に領収書の保管は必要でない
- その代わり案件ごとの行き先や料金を整理するのが面倒
- 一括計上するにも、百円単位の金額を整理する必要がある
>この機能は本当に便利ですよ!だって、JR利用で240円、地下鉄利用で180円、バス利用で120円などの細かい料金を、Suicaと会計ソフトを連携さすだけで、全て自動で仕分けしてくれるのですから。電子データを有効に活用できる会計ソフトは、本当に便利なのですね。
電子マネーの落とし穴!?交通費なの?雑費なの?利用用途も自動!
クラウド会計ソフトであれば、freeeでもMFクラウド会計でもSuicaとの連携が可能となっています。
しかも、Suica利用した商品毎に仕分けしてくれるので、電子マネーとして利用した交通費と、コンビニなどで利用した雑費との仕訳を自動でしてくれるのです!
SuicaはJRも地下鉄もコンビニでも利用できる電子マネーですから、様々な場所で利用しますよね。
会計ソフトと連携することで、Suicaをどこで利用したかを判断して、交通費と雑費とに自動で仕分けしてくれるのです。
自動で仕分けしてくれない場合だと、Suicaの利用明細から目視で仕訳をして手入力する手間が発生しますから、この連携機能はとても便利ですよ。
家計簿アプリを会計ソフトと連携させて更に楽に
家計簿アプリは、現金払いしたレシートをスマホ撮影し、会計ソフトに支出金として認識させるツールとして利用できます。
ここで、会計ソフトと連携できる代表的な家計簿アプリをご紹介しておきましょう。
Recireco(レコレコ)はスマホの無料アプリです。クラウド会計ソフトとMFクラウド確定申告両方とも連携できます。
メリット :無料で利用できる
デメリット:手書き領収書は手入力が必要
dr.wallet(ドクターウォレット)はクラウド会計ソフトfreeeと連携できます。
メリット :識字率が高く手書き領収書でもデジタルデータ化可能
デメリット:クラウド会計ソフトfreeeとの連携には4,000円/月(税別)が必要
家計簿アプリdr.wallet(ドクターウォレット)の場合は、月額が必要ですがメーカーのワーカーが実際に代わりに入力してくれるので、完全に手入力が不要となります。
このように、法人クレジットカード利用以外のシーンで帳簿入力が必要な場合は、これらのスマホアプリと組合わせて利用することで、手入力が少なくなるのでおすすめですね。
クラウド会計ソフトを有効に利用するコツ!効率化を図るレシート管理
確かに便利な経理ツールであるのですが、有効に活用する為にも、レシートや領収書をマメに整理して作業効率を図りましょう。
- 日頃から、経費用レシートと私的用レシートを分けて保管する癖をつけておく
- 経費レシート専用の財布やポーチを持ち歩くなどして経費用と私的用レシートが混在しないように管理する
- 経費用クレジットカードで利用した分のレシートは別で管理する
経費用クレジットカードで利用した分のレシートは経費入力が不要ですから、保管のみでOKです。
ですが、現金利用した場合のレシートは、会計ソフトで自動的に仕分けしてくれますが、スキャニングする手間は必要となります。
現金払いしたレシートのみアプリで撮影し会計データに取り込んでから、時間がある際に日付順にレシートをファイリングしておきましょう。
- 法人クレジットカード利用の場合は全て自動仕訳できる
- Suicaなどの交通系電子マネーも自動で仕訳できる
- POSレジなどの連携も自動仕分けしてくれる
- 現金利用時のレシートや領収書は撮影やスキャンする必要がある!
- スキャンする前にレシートがなくなると全く意味がなくなる!
その場合、法人カードは無いですし会計ソフトもありません・・どうすればいいのか、アドバイスをお願いします!
また、年間の給与額が103万円を超える場合は確実に確定申告が必要になりますよ。
個人事業主の方におすすめなコスパに優れた法人クレジットカード3選
ここまで、クラウド会計ソフトの特徴について詳しくお伝えしてきましたが、クラウド会計ソフトだけでは経理事務が短縮しないのはお判りですよね!?
そうです!「法人クレジットカード+クラウド会計ソフト」最低、この2つの組み合わせが必要となります。
ここでは、個人事業主の方の強い味方になってくれる、コストパフォーマンスに優れた3種類の法人クレジットカードをご紹介いたしましょう。
- 事業が軌道に乗り黒字営業となるまではコスパを重視
- 事業が軌道に乗り拡大に向かう場合はステイタスを重視
このように、法人クレジットカードも使い分けをするのが、上手なカード利用のポイントとなるのです。
オリコ・エグゼクティブ・ゴールドフォービズ!コスパ最強カード
法人クレジットカードの中で最強のコストパフォーマンスを発揮するのが「オリコ・エグゼクティブ・ゴールドフォービズ」です。
年会費がとにかく安価!初年度無料で次年度以降も2,200円(税込)と「本当に法人カードなの!?」と疑ってしまう程です。
先ずは、エグゼクティブ ゴールドフォービズの基本情報をお伝えしましょう。
情報項目 | 内容 |
---|---|
カード名 | EX Gold for Biz S エグゼクティブ ゴールドフォービズ エス |
年会費 | 初年度無料 次年度:2,200円(税込) 2枚目以降無料 |
ポイント | 1,000円=1スマイル(5円相当)+20%加算 |
入会資格 | 個人事業主及び法人代表者 |
国際ブランド | VISA・MasterCard |
追加カード | ETCカード:年会費無料 |
キャッシング | あり(個人事業主の場合のみ) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 国内旅行傷害保険:最高1,000万円 |
ショッピング保険 | ショッピングガード 最高100万円/年 (免責金額 1万円) |
ビジネスサービスは搭載する国際ブランドで異なってくる
基本情報のビジネスサービス欄をご覧頂くと、MasterCardブランドのみ、VISAブランドのみと記載のあるとおり、搭載する国際ブランドで提供されるビジネスサービスが異なってきます。
Mastercard T&E Savings(MasterCardブランドのみ) |
---|
MasterCardプラチナ会員に、提供されるサービスを利用することが可能で、高級レストランの優待、海外出張や旅行時にお得になるサービスが満載のプログラムです! |
MasterCardビジネスアシスト(MasterCardブランドのみ) |
会員制ライブラリー無料券(1回限定)や、海外進出サポート、ホテル優待、電話サービスなど、ビジネスシーンで利用できる各種割引サービスが満載です! |
Visaゴールドカード優待特典(Visaブランドのみ) |
VISAゴールド会員に、提供されるサービスを利用することが可能で、各種期間限定サービス・特典が満載です。緊急のトラブルも、365日24時間日本語で対応してくれます! |
Visaビジネスオファー(Visaブランドのみ) |
ビジネスに関する各種割引・サービスが満載なので、出張での宿泊、レストランでの食事や、ちょっとしたショッピングに便利なサービスです! |
クラウド会計ソフトfreeeが2ヵ月間無料延長(ブランド共通) |
クラウド会計ソフトfreeeが全てのプランで2ヵ月間無料(年払い限定)となりますので、会計ソフトとの連携をお考えであれば大変お得なサービスです! |
融資金利最大2.0%優遇制度を利用可能(ブランド共通) |
証書貸付「ビジネスサポートプラン」もしくはローンカード「CREST for Biz」を、入会と同時に申し込むと、通常金利より最大2.0%(実質年率)の優遇を受けることが可能です! |
JCBビジネスプラス法人カード!安心できる日本の老舗ブランド!
2枚目の法人クレジットカードは、日本の老舗国際ブランドであるJCBが発行する「JCBビジネスプラス法人カード」です。
カードランクは一般カードとゴールドカードの2種類があり、初年度年会費は両方とも無料となっていますが、次年度は一般:1,375円(税込)ゴールド:11,000円(税込)と大きく違ってきます。
情報項目 | 内容 | 内容 |
---|---|---|
カード名 | JCBビジネスプラス 法人カード ゴールドカード |
JCBビジネスプラス 法人カード 一般カード |
年会費 | 初年度無料 次年度:10,000円 |
初年度無料 次年度:1,250円 |
追加カード年会費 | 初年度無料 次年度:3,000円 |
初年度無料 次年度:1,250円 |
キャッシュバック | 最高15,000円/月 | 最高15,000円/月 |
入会資格 | 個人事業主及び 法人代表者 |
個人事業主及び 法人代表者 |
国際ブランド | JCB | JCB |
電子マネー | - | - |
追加カード | ETCカード:年会費無料 | ETCカード:年会費無料 |
キャッシング | - | - |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険: 最高1億円 国内旅行傷害保険: 最高5,000万円 |
海外旅行傷害保険:- 国内旅行傷害保険:- |
乗継遅延費用 保険金 (客室料・食事代) |
2万円程度 | - |
出航遅延費用等保険金 (食事代) |
2万円程度 | - |
寄託手荷物遅延費用保険金 (衣類購入費等) |
2万円程度 | - |
寄託手荷物紛失費用保険金 (衣類購入費等) |
4万円程度 | - |
ショッピング保険 | ショッピングガード 海外:最高500万円/年 国内:最高500万円/年 |
ショッピングガード 海外:最高100万円/年 国内:- |
※表内の金額は、全て税別での表示となっています。
ビジネスサービスは共通!ゴールドカードは付帯サービスが多い!
海外への出張がほとんどない場合は、一般カードで十分に対応可能となっていますので、やはり事業規模や事業内容でどちらを選ぶかを決めた方がよいでしょう!
ゴールドカードのみに付帯するサービスは、次のとおりとなっています。
- 旅行傷害保険(国内・海外)
- 航空機遅延保険(国内・海外)
- ショッピングガード保険(国内)
- ゴルフエントリーサービス
- 空港ラウンジサービス
- 会員情報誌「THE GOLD」
- 「京爛漫」JCBオリジナルガイドブック優待
- 人間ドック優待サービス
- ドクターダイレクト24(国内)無料サービス
- 健康チェックサービス アドバイス・病院紹介
年会費が高額な分、付帯サービスも多いですね。ですが、ビジネスサービスは共通に提供されるので、一般カードでも安心して利用することが可能となっています!
ゴールドカード&一般カード共通のビジネスサービス一覧!
会員専用WEBサービス「MyJCB」 |
---|
カードご利用代金明細の照会など、オンライン上で様々な手続きが行えるサービスです! |
JCB E-Co明細(イーコメイサイ)サービス |
ETCスルーカードNの走行日・利用区間・金額をオンラインで確認できる法人会員専用のサービスです! |
JCB.ANA@desk |
法人ニーズに合わせたANAのインターネット航空券予約サービスで、急な出張にも対応可能です。搭乗日がカード利用代金明細に記載されるので出張管理にも大変便利です! |
JCB de JAL ONLINE |
オフィスのパソコンで簡単にJALの航空券の予約ができる、法人精算方式のチケットレスサービスです。JCB法人カードでの支払いなので立替精算が不要。JALならではの「事前座席指定サービス」も利用できます! |
JR東海プラスEXサービス |
東京~新大阪間の東海道新幹線の切符を、ネット予約&チケットレスサービス「プラスEX」サービスで利用可能です! |
じゃらんコーポレートサービス |
じゃらんnetで提供している宿泊施設・宿泊プランの他、通常の宿泊プランよりもさらに安価な限定プランを提供してくれます! |
アスクルサービス |
事務用品・OA・PC用品から飲物・オフィス家具など仕事の必需品を、FAXまたはインターネットで注文できて、当日または翌日に届けることができます! |
会計ソフトと連携 ソリマチ |
JCB法人カードの利用明細データを「会計王シリーズ」または「みんなの青色申告」と連携して、仕訳を簡単に行うことができます。事前設定で自動化も可能となり、面倒な仕訳作業は不要です! |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
3つ目は、ステイタスを重視する事業主の方にお薦めする、法人クレジットカードです!
情報項目 | 内容 |
---|---|
カード名 | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード |
年会費 | 22,000円(税込) 年間200万円以上の利用で、次年度11,000円(税込) |
追加発行 | 年会費:3,300円(税込) 4枚まで可能 |
ポイント | セゾン永久不滅ポイント 1,000円=1ポイント(4.5円相当)海外利用で2倍 |
入会資格 | 18歳以上で安定した収入のある方 |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
電子マネー | iD・QuicPay |
追加カード | ETCカード:年会費無料 |
キャッシング | - |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高1億円 国内旅行傷害保険:最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高300万円/年 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのビジネスサービス一覧
先の基本情報のビジネスサービス欄には、多くのサービスを紹介していますが、ここではその中からさらに、ビジネスに特化したサービスの紹介をしたいと思います。
オントレ entree ホテルやレストランの優待サービス |
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ホテル・レストラン・飛行機チケット・スパ・ショッピングなど様々なシーンで優待サービスを受けることのできるサービスです。出張やお得様の接待などに利用すると便利なサービスです! |
コンシェルジュ・サービス 何でも相談できる便利なサービス |
カード利用・トラベルなど様々な相談に乗ってくれる便利なサービスです。例えば、お得様を招待する企画旅行などの航空券や宿泊先、パーティ会場の予約など、1人ではできないことを代わりに手配してくれます! |
プライオリティパス(Priority Pass)が無料 |
海外出張が頻繁にある方は、空港ラウンジは欠かせない存在ですが、利用料金は意外に高額です。ですが、世界1200ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できる、プライオリティパスを無料で入手できるのは大きな特典です。 (プライオリティパスは通常429$(2018.10.1レートで48,798円)) |
アメリカン・エキスプレス・コネクト |
カード会員のみが利用できる優待特典などを紹介するWEBサイトで、お得意様へのお届け物をチョイスするには最適のWEBサイトです! |
セゾン弁護士紹介サービス |
個人事業主の方で商売上のトラブルが発生した場合、どこに相談するのが良いか判りませんよね。そんな時に、このサービスを利用すると相談内容に合わせて、第一東京弁護士会を通じて弁護士を紹介してもらえます。もちろん、紹介に関する費用は無料ですから遠慮なく相談することができます! |
ビジネス書要約サイト「flier(フライヤー)」優待 |
flier(フライヤー)は、ビジネスに対してのスキルアップを目的に、最適な書籍の要約を配信してくれるWEBサービスです。読み放題プランが最大3ヵ月無料、月額利用料金は永久に30%オフで利用できるのはお得です! |
クラウド会計ソフト「freee(フリー)」2ヵ月無料延期 |
クラウド会計ソフトfreeeの利用料金が、2ヵ月無料で延期されます。カードとfreeeを連携させることで、経理事務が飛躍的に早くなります! |
法人クレジットカード&クラウド会計ソフトはベストマッチする!
それを簡単に実現させるには、法人クレジットカード&クラウド会計ソフトを利用することが必須となってきます。
青色申告をきちんとしておけば、事業資金の調達も容易となってきますので、個人事業主の方は是非とも、青色申告を選択することをお薦めします。





