クレジットカードの複数持ちはより便利でお得!申込み時の注意点
「保有率85.1%、平均保有枚数3.2枚」これって何のデータだと思いますか?実はこれ、国内のクレジットカードに関する2017年度の調査結果なのです。
「平均3枚以上」というのに驚いた方もいるかもしれませんね。クレジットカードは1人で何枚持っても構いませんし、今後さらに多くのクレジットカードを持つ方が増えてくると考えられます。
また、複数のクレジットカードを使い分ける事で、日常生活が更にお得になるメリットもあります。
そこで今回は、複数枚のクレジットカードを作ったり持ったりする際のコツと注意点をまとめて解説します。
クレジットカード複数持ちのメリットとは?デメリットも徹底検証
クレジットカードを何枚も持つことに抵抗があるという声をよく耳にします。確かに金銭感覚がマヒするような使い方はお勧めできませんが、今回ご紹介するのはそういった利用法ではありません。
当記事では、目的に応じた複数カードの使い分けをご提案します。
それではクレジットカード複数持ちのメリットからご紹介していきましょう。
メリット1:クレジットカード複数持ちで足りない機能を強化できる
目的別の使い分けをご提案するのには、勿論ちゃんとした理由があります。昨今クレジットカード業界ではサービスの改悪続き。1枚のカードでは、もう十分な満足を得ることができなくなっています。
そこで枚数を増やすことで、サービス強化を図ろうというわけです。以下のようなクレジットカードのサービスも、重複させればより充実するでしょう。
- 還元率の高い特約店
- 海外旅行保険など付帯保険
- その他様々な付帯サービス
クレジットカードの選択についてはジャンル別に一押しのクレジットカードを紹介している下記記事をお読み頂ければ、きっと、あなたの目的に合った最良のクレジットカードを見つける事ができるでしょう。
メリット2:複数クレジットカードの使い分けで還元率を大幅アップ
先ずお勧めしたいのが、お店ごとに複数のクレジットカードを使い分けること。これでかなりの節約が可能です。
例えばローソンで高還元のカード、ネットショップが常に高還元のカードなど、各クレジットカードはそれぞれの提携店でより力を発揮します。
近年カードのポイント還元は年々厳しくなる一方ですが、クレジットカードを増やせば、お得なお店の幅も広がりますよ。
メリット3:複数持ちでカードの付帯サービスがより充実する
また複数のクレジットカードに入会すれば、会員限定のお得なサービスをより沢山味わえます。クレジットカードには独自の会員限定サービスがついてきますが、その内容はジャンルもグレードも千差万別。
以下は一例ですが、本当にバラエティに富んでいますよね。
- 女性向けの無料検診クーポンがもらえる
- ミニ保険にオプション加入できる
- ロードサービスが使える
- 空港ラウンジが無料で使える
- 優待価格でレストランが利用できる
もしもあなたのニーズにピッタリの特典が見つかればラッキーですが、問題は1枚のカードで使える特典は限られているということ。
そこで1枚にこだわるより、サービス目的に2枚目や3枚目のカードを持った方が、利用できる優待の幅が大きく広がります。
メリット4:海外旅行先での利用可能店舗数が増える
海外では特定のブランドが使えないケースも多々あるため、以下4種類から異なるブランドのカードを複数組み合わせて持っていく事をおすすめします。
- VISA
- Mastercard
- American Express
- JCB
海外旅行の予定がなくても、2枚目3枚目のクレジットカードは同一ブランドで統一しない方が賢明ですよ。これはブランドの付帯サービスの偏りを避けるためです。
メリット5:カード複数持ちで海外旅行保険など付帯保険を充実できる
また海外旅行にでかける時には、クレジットカードの付帯保険のこともお忘れなく。クレジットカードには、一般に以下のような保険機能がついています。
- 海外旅行保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング保険
海外旅行傷害保険は殆どのカードに付帯していますが、補償内容はカードによって差があります。
でも海外旅行傷害保険は、複数を組み合わせることができます。メインカードの付帯保険を主に、サブカードで補償内容をグレードアップできるのです。
メリット6:カードを複数持っていると緊急時にも困らない
万が一の緊急事態を考えると、クレジットカードが1枚きりでは不安です。「レジでカードを出したら使えないと言われた」・・・こんな時にも、2枚目のカードを持っていれば慌てないで済みますよね。
カードが使えなくなる緊急事態は、どなたにいつ起こっても不思議ではありません。
ご注意!カードが使えなくなる原因は色々ある
以下はカードが突然使えなくなってしまう原因の一部です。
- 磁気不良などカードの劣化
- 利用限度額をオーバーした
- カード不正使用検知システムに引っかかった
「カード不正使用検知システム」とは、カード会社のセキュリティ機能のこと。いつもと違う利用パターンを感知すると、カード利用が自動的にストップするようになっています。
普段カードを使い慣れている方ほどカードは2枚以上必要だということが、このことからもよく分かりますね。でもカード複数持ちにはデメリットもあります。
デメリット1:カード複数持ちは管理が複雑になる
カードが複数枚になれば、管理が大変になるデメリットもあります。クレジットカードはそれぞれ限度額も異なれば、締め日や支払日もバラバラ。何枚ものカードを持っていると管理が難しくなってきます。
その結果、残高不足でカード代金が引き落とせないなんてことがあっては大変!
そこで役立つのが会員専用サイトです。カード枚数が増えたら、ここで時々明細書や支払日をチェックすることが大切です。
デメリット2:年会費がかさむと負担になる場合もある
また何枚もカードを保有していると、コスト面も気がかりですよね。年会費のかかるカードに入会すると、使っても使わなくても基本毎年決まった金額が引き落とされます。これが意外な負担になることも。
で年会費はカードによってかなり差があります。ステータスの高いカードは避けて、年会費0円のクレジットカードを選べばコストは一切かかりません。
枚数をたくさん持ちたいなら、年会費無料のクレジットカードは外せませんね。
デメリット3:カードを複数持っていると限度額を増額しにくい
次に気をつけたいのが利用限度額の問題です。クレジットカードは後払い方式で、毎月カード会社にお金を立て替えてもらっています。その立て替え金額の上限が、カードの利用限度額です。
限度額はその人の支払い能力に応じて決まるので、自分の限度額総額は保有するカードが何枚にかかわらず一定です。
従って保有するカード枚数が多くなれば、1枚目よりもカード限度額は減る可能性があります。同じ理由から、保有しているカードの増額(利用額を増やすこと)も難しくなるでしょう。
メインとなる1枚目のカード限度額の増額をお考えなら、あまり数多くのカードを作らない方がいいかもしれません。
複数クレジットカードを持つ方法!審査ポイントと注意点
2枚目のクレジットカードを持ちたいと思ったとき、心配になってくるのがカード審査ですよね。2枚目、3枚目のカードは、1枚目と比べて審査に通りにくいなんてことはないのでしょうか?
そこで気になるクレジットカードの審査基準について調べてみました。
支払い能力に問題がなければカードは何枚でも持てる
結論から言いますと、支払い能力に問題さえ無ければ、クレジットカードは5枚でも10枚でも所持することが出来ます。
クレジットカード審査で最も重要とされるのはあくまでも本人の支払い能力ですから、カード枚数が多くても審査に悪影響が出ることはありません。
借金があるとカード審査に通らないと思い込んでいる人がいますが、それはあくまでも金額によります。借金やローン返済中でも、収入とのバランスが良ければ審査には問題ありません。
無職でも収入があればカードを持つことは可能
誤解している方が多いのですが、支払い能力は年収とイコールではありません。たとえ収入が少なくても、2枚目、3枚目のクレジットカード審査に通ることは可能です。
例えば無職の方でも、以下のように状況次第でクレジットカードを持つことができるんですよ。
- 同居家族が仕事をしている
- 年金を貰っている
- 不動産収入がある
- 預貯金がある
しかしクレジットカード審査では、これ以外の以下のような内容も審査に関わります。
- 独身か既婚か
- 借家か持家か
- クレジットヒストリー(利用履歴)
これは家族や住まいによって、その人の経済状況が違ってくるからです。例えば同じ収入額でも、住宅ローン返済中の人か独身で実家住まいの人かによって支払い能力が異なるはず。
各カード会社はこういった情報を元に、それぞれ独自の判断基準で審査合否や限度額を決めているのです。
冒頭でも触れましたが、2017年度の1人あたりの平均保有枚数は3.2枚です。ほとんどの方が複数枚のクレジットカード所有できているという事ですから、あまり心配しすぎる事はないでしょう。
2枚目に一押し!年会費無料で旅行保険や付帯サービスを強化できるエポスカード
では2枚目に申し込むなら、具体的にはどんなクレジットカードが最適なのでしょう?カードは多彩なので迷ってしまいますよね。
そこで年会費無料で付帯保険や付帯サービスを強化できる、メインカードのサブとして2枚目・3枚目に一押しのクレジットカードをご紹介しましょう。それはエポスカードです。
2枚目に一押し!年会費無料でサービス豊富なエポスカード
- 年会費は永年無料
- 充実した海外旅行保険は自動付帯で海外旅行も安心
- マルイはネットショップも年4回10%OFF
- 全国10,000店舗の優待で日常生活がお得
エポスカードは年会費無料なので、コスト面の心配がありません。にもかかわらずサブカードとして持つ事で、メインカードの付帯保険や付帯サービスを更に強化できるハイスペックカードなのです。
複数持ちに慣れない方でも使いやすい、安心設計のクレジットカードとしてもおすすめですよ。
エポスカードなら海外旅行傷害保険の補償額を強化できる
特にエポスカードの海外旅行傷害保険は、死亡・後遺傷害補償だけでなく傷害・疾病補償もつく本格派。しかも自動付帯なので、他カードの付帯保険との組み合わせも自由です。
自動付帯とは、そのクレジットカードで旅行費用を精算していなくても適用される保険のこと。例えば別のカードで支払った海外ツアーでも、エポスカードの保険がちゃんと適用されます。
合算すると、死亡・後遺障害補償は高い方が採用され、それ以外の補償については合計金額が上限となります。
海外での治療費用は数百万円以上にのぼることもあるので、1枚のカードの付帯保険では足りません。でもエポスカードの保険を組み合わせれば、補償額は満足レベルです。
エポスカードなら付帯サービスも強化できる
エポスカードは全国に優待店が多いのが特徴です。なんとその数10,000店舗以上。特にマルイは年4回のバーゲンが人気で、実店舗だけでなくマルイのウェブサイトもこのバーゲンの対象なので、どなたも10%オフでショッピングを楽しめますよ。
その他レストランやカフェ、レジャー施設など優待が多数あってご紹介しきれません。一部店舗の優待を抜粋してご紹介いたしますので、是非ご参照ください。
対象店 | 優待内容 |
---|---|
アパホテルズ対象レストラン | (提示)ディナータイム10%割引 |
笑笑・魚民・白木屋 | (利用)ポイント10~20倍 |
楽蔵・湊一や | (提示)10%OFF(ランチ以外) |
シダックス | (提示)ルーム料金30%OFF |
よみうりランド | (提示)ワンデーパス大人500円引き |
富士急ハイランド | (提示)フリーパス:大人200円引き |
キタノイチバ | エポスポイント5倍 |
SANYODO 世界のおみやげSHOP | (利用)15%OFF |
オリックスレンタカー | (提示)10%割引 ※予約時に申し出が必要 |
複数のクレジットカードを持つ為の3つのコツ!これで完璧
では最後に、複数のクレジットカードを持つ場合、クレジットカード審査では具体的にどこに気をつければいいのかを考えてみましょう。複数クレジットカード審査3つのコツを順番にご紹介していきますね。
審査通過のコツその1:一度に複数のカードを申込まない
先ず1つ目のコツは「一度に複数のカードを申込まない」ことです。複数の会社に一度に申込んでしまうと、申し込みブラックという状態になるからです。
・一度に重複してカードを申し込むと審査に通らなくなる
・半年経つと記録が消えるのでその後で申し込むと良い
申し込みブラックは、もともとは多重債務や不正使用を防ぐための企業側の措置なのですが、それとは関係ない人まで引っかかってしまうことがあります。
例えば入会ポイント目的にまとめて複数のカードに入会したり、審査に落ちるのが心配で一度に何枚もカードを申し込むといったケースです。
これを防ぐには、カード審査は一度に一件・次の申込みは審査結果が出てから最低一週間以上開けることです。
審査通過のコツその2:1枚目のカードのクレヒスを大切に
2枚目以降のカードの審査に大きな影響を及ぼすのが、1枚目のクレジットカードの利用履歴、クレヒス(クレジットヒストリー)です。
せっかくカードに入会しても全然使わない人もいますが、これでは利用実績に繋がりません。良いクレヒスは、沢山使ってきちんと支払ってこそ積み重なっていきます。使わないことよりも悪いのが「延滞」です。
沢山カードを使っても、期日までに支払いができないことが何度もあれば、2枚目以降の審査には悪影響が生じるでしょう。
審査通過のコツその3:キャッシング枠は申し込まない
またクレジットカードを複数持ちしたいなら、キャッシング枠はなるべく申し込まないことです。キャッシング利用には貸金業法が関わるため、このせいでクレジットカード審査に通りにくくなってしまうからです。
ご存知の方は多いでしょうが、貸金業法には一定以上の借入を禁止する「総量規制」という極めて厳格なルールがあります。
・年収の1/3以上貸してはいけないという貸金業法上の規制
・ショッピング枠はこの規制とは無関係
複数のクレジットカードのキャッシング枠は合計額で計算されます。例えば年収300万円の人なら、キャッシング枠50万円のカード2枚で上限いっぱいです。
また審査結果次第では、キャッシング枠を作れない(0円)のケースも多々あります。
「キャッシング枠は0円」で申し込もう
キャッシング枠0円でもショッピング枠が作れるなら、とりあえずクレジットカードは発行できますのでご安心を。
しかしカード申し込みの度にキャッシング申請していれば、そのうち総量規制の上限額に近づいていくことは避けられないでしょう。
利用枠の設定だけでも審査には影響しますから、特に必要がなければキャッシング枠は最初から0円に設定しておくのが無難です。
ショッピング枠の方にはこのような厳しい規制はありませんが、各カード会社は一定の計算式に基づいて限度額を算定しています。
限度額は10万円から100万円以上と人によって様々ですが、ショッピング枠がタップリあるからといって使いすぎは禁物ですよ。
限度額は超えなくても、支払日に残高不足でカード代金が引き落とせないこともあるからです。
ショッピングリボは返済が負担になる可能性がある
こういう時にはリボ払いという方法があるのはご存知でしょう。各カード会社が積極的に宣伝していますよね。
一括払いをリボ払いにも変更すれば、10万円の支払いを1万円にすることも可能です。しかしリボ払いには手数料が発生することをお忘れなく。特に複数のカードでリボを多用すれば、かなりの手数料がかかります。
クレジットカードを複数保有していると、リボ払いを使いすぎると返済が苦しくなる可能性があります。
海外旅行時に必要なので1枚はキャッシング枠があっても良いですが、2枚目以降についてはキャッシング0円で申込むのが審査に通りやすくなるコツです。
以上が、複数のクレジットカード審査に通る為のコツです。
是非、利用するお店や目的に合わせてクレジットカードを使い分けて、付帯サービスを充実させたり、お得にクレジットカードを利用してくださいね。
クレジットカードを複数保有すれば機能やサービスをより強化できます
クレジットカードは基本的に何枚でも保有できます。
一度にまとめて申し込まないことやキャッシング枠を0円にするなど、幾つか審査上の注意点はありますが、数枚以上のカードを持つことはどなたにも可能なんですよ。
クレジットカード複数保有によって、1枚では不十分な機能やサービスを拡充できますし、カードが使用不能になるといった緊急事態にも慌てずに済みます。
クレジットカードに慣れてきたら、ぜひ一度、2枚目や3枚目をご検討ください。管理はやや複雑になりますが、あなたの生活がより便利でお得になるでしょう。





